この記事を読んでいるあなたは、
- 会計ソフト「ネットde記帳」の評判や口コミを知りたい
- 会計ソフト「ネットde記帳」の特徴や料金を知りたい
- ネットde記帳を利用する際の注意点を知りたい
上記のように考えているかもしれません。
今回は、そんなあなたに向けて「ネットde記帳の特徴や評判、料金や利用する際の注意点」などを紹介していきます。
なお、おすすめの会計ソフトランキングを以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ネットde記帳とは?
出典:https://www.shokokai.or.jp/kicho/
ネットde記帳とは、全国商工会連合会(商工会)が提供するクラウド型の会計ソフトです。
商工会は地域の事業者が会員となっている組織のことで、お互いの事業や地域の発展活動を行っています。
そんな商工会による会計システムなので信頼性も高く、全国65,000以上の事業所で利用されています。
企業の会計業務がやりやすくなるようなシステムが搭載されているので、特に法人向におすすめです。
運営会社 | 全国商工会連合会 |
---|---|
料金 |
|
主な機能 | 確定申告書、申請書、申告書、決算書・算報告書の作成など |
公式HP | 公式HPはこちら |
ネットde記帳の特徴
ネットde記帳の特徴を解説していきます。
日々の記帳から申告まで完結する
ネットde記帳は以下の経理業務を行えます。
- 日々の帳簿付け
- 売上・利益管理
- 現金・預金管理
- 月次・年次決算
- 電子申告
- 申告書・決済書の作成
- 財務報告書の作成
- 振替伝票の作成
帳簿付けから確定申告の提出までワンストップで行えるので、ほかの会計ソフトを導入する必要がありません。
機能が少ない会計ソフトや紙書類で経理業務を行うと、複数の業務が発生するので無駄に時間がかかります。
経理に時間をかけていると本業がおろそかになるので、事業者としては避けたいところでしょう。
しかし、ネットde記帳であればひとつのソフトで完結するので、経理業務の負担が減って、余った時間をほかの業務にあてることも可能です。
便利な記帳機能が搭載されている
ネットde記帳には以下のような便利な機能が備わっています。
- 勘定科目を50音順に並べられる
- コード順で勘定科目を表示できる
- 入力候補のリストが表示される
- 仕訳にふせんを貼ることができる
さまざまな便利機能が搭載されているおかげで日々の記帳が快適に進みます。
会計業務に割く時間を節約したい人にとってはぴったりです。
手厚いサポートを受けられる
ネットde記帳は導入前と導入後に手厚いサポートをしてもらえます。
たとえば簿記や会計ソフトに関する講習会を開催したり、記帳や簿記に関する指導をしたりしています。
利用者に対するサポートが手厚いので、簿記や経理の知識がなくても問題ありません。
経理業務の未経験者でもネットde記帳を通して基礎からしっかりと勉強できます。
ネットde記帳の評判
ネットde記帳の良い評判と悪い評判を、それぞれ紹介していきます。
良い評判
ネットde記帳の良い評判としては、
- 複数の拠点で利用できるのが便利
- クラウド型なのでメンテナンスが不要
- サポートが手厚いから安心して利用できる
などが多くありました。
ネットde記帳は同時編集機能やデータ共有が搭載されているので、複数の場所からアクセスできると好評です。
特に会社で会計ソフトを利用する場合は、社員が別々の場所からアクセスすることもあるでしょう。
同時利用に対応していないと、誰かがログインしていると自分は何も操作ができません。
一方で同時編集に対応しているネットde記帳なら、同時にアクセスできるのはもちろん、離れた場所から接続しても大丈夫です。
支社を複数構えている企業であれば導入するメリットが大きいと言えます。
また、ネットde記帳はクラウド型であるところも人気です。
クラウド型の会計ソフトはインターネットを利用しているので、ソフトをインストールしたり、システムをアップロードしたりする手間がかかりません。
会員登録するとすぐ導入・利用できるので、その手軽さがユーザーにとって人気です。
悪い評判
ネットde記帳は全体的に良い口コミばかりでしたが、唯一「利用するまでの手続きが面倒だ」という口コミがありました。
ネットde記帳は商工会が提供している会計ソフトなので、一般的なサービスと違って利用するまでに時間がかかります。
一般的なクラウド型の会計ソフトは、会員登録するとすぐ使える状態になります。
一方でネットde記帳だと、以下の手順を踏まなければいけません。
- 直近の決算期に関する会計資料を用意する
- お住いの近くにある商工会にネットde記帳の利用申込依頼を出す
- 利用申込書類を記入して契約を結ぶ
- IDとパスワードを発行してもらって利用を開始する
まず、ネットde記帳を利用するためには決算期に関する会計資料を用意しなければいけません。
一般的なクラウド会計であれば基本的に書類を求められることはないので、この時点で面倒に感じる人も多いです。
また、書類を用意したとしても商工会に連絡して契約を結ぶ必要があります。
このようにネットde記帳は今すぐ会計ソフトを利用したい人には向いていません。
今すぐに会計ソフトを利用したい場合は、ほかの会計ソフトを利用しましょう。
ネットde記帳の料金プラン
ネットde記帳の料金プランは31,500円/年の一種類だけです。
一般的な会計ソフトだと月額プランがありますが、ネットde記帳は年間プランのみなので慎重に考える必要があります。
たとえば、契約してから数か月で退会しても、使用していない期間の料金は返ってきません。
早期に退会すると数万円損するので注意しておきましょう。
失敗しないためにも、公式画面で画面のイメージを確認しておくことが大切です。
ネットde記帳の公式サイトでは、実際の入力画面を一部だけ公開しています。
画面を見て、利用しやすいと思った場合は契約すると良いでしょう。
もしくは、実際に会計ソフトを無料体験してみるのもおすすめです。
商工会によっては会計ソフトの無料体験期間を設けていることがあります。
無料体験すると使い心地がよくわかるのでおすすめです。
ネットde記帳を利用する際の注意点
ネットde記帳を利用する際の注意点を解説していきます。
ネット環境が悪いと繋がりづらい
ネットde記帳はインターネットを使ってアクセスするクラウド型の会計ソフトなので、ネット環境は必須です。
ネット回線が弱いと繋がりづらく、ネットde記帳へアクセスすることができません。
また、アクセスが集中すると一時的に操作できなくなることもあります。
特に決算期や確定申告の時期は利用者が増えて繋がりづらいです。
ネットde記帳を含むクラウド型の会計ソフトには「繋がりづらくなる」というデメリットがあるので覚えておきましょう。
ネット環境によっては利用できない
ネットde記帳は以下のケースに該当する場合のみ利用できます。
- Windows 8.1、10
- Internet Explorer11
- 空き容量 10GB 以上
- Adobe Reader (アドビリーダー)
- Adobe Flash Player 11 以上
ネットde記帳はWindowsのみに対応している会計ソフトです。
MacやAndroid・iPadのようなタブレット端末には対応していません(2022年4月現在)。
さらに、ブラウザもInternet Explorer11のみなので、Google chromeやFire Foxは非対応です。
ほかにもAdobe社のソフトが必要になります。
ネットde記帳は利用できる環境が限られるので、公式サイトで自分に利用資格があるかどうか必ずチェックしておきましょう。
ネットde記帳の特徴や評判まとめ
この記事では「会計ソフトネットde記帳の特徴や評判、料金や利用する際の注意点」などを解説しました。
ネットde記帳は、便利機能と手厚いサポートが搭載された会計ソフトだということがわかりました。
記帳の画面では操作しやすいようにさまざまな機能が利用できるので、日々の記帳をストレスなく作業できます。
万が一、記帳のやり方がわからなくても商工会のサポートを受けられるので安心です。
ネットde記帳を利用したいと感じた場合は、まず公式サイトから問い合わせてみましょう。
契約を結ぶ際は、直近の決算期に関する会計資料も必要になるので、書類を用意するのも忘れないように気を付けてください。
なお、おすすめの会計ソフトランキングを以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。